【ごあいさつ】
HACCPにはAKR方式が一番

赤松先生近影

AKR版HACCP適合認定委員長

元厚生労働副大臣(元衆議院議員)赤松正雄

親しい二人の医師と私の3人で、健康談義をしたときに、意見が分かれました。大事なのは、食事、運動、笑いのどれかということで、それぞれ譲らなかったのです。結論は、どれも大事、で落ち着いたのですが、皆さんはいかがでしょうか?

 これは、人間の身体と心にとって欠かせない、「三種の神器」ならぬ〝三種の人器〟だと、私は思っています。もちろん、過ぎたるは及ばざるが如しというように、食べ過ぎ、動き過ぎ、笑い過ぎはご法度でしょう。このうち、食べることには、食中毒を始め、不衛生がもたらす健康被害など様々な危険(リスク)、が伴います。

「健全な精神は健全な身体に宿る」とのことわざと同様に、美味しくて身体にいい食事は、こざっぱりした清潔な台所から生まれる、と確信を持って言えるでしょう。この言い回しは、それぞれの家庭に食材を提供する食料品店、市場、食堂など、食べるものを扱う全ての場所に当てはまります。

 食べることに伴う人間の身体へのリスク(微生物汚染や異物混入など)を事前に排除するために、世界中で食品衛生に関する基準を設けて対応しようとの動きが本格化しています。日本でも厚生労働省や農水省が音頭をとって、食に関わる業界のみなさんに推進を呼びかけています。HACCP(ハサップ)がそれです。ひとことで言えば、食品衛生のガイドラインです。どういう風にやればいいか、悩む方々は少なくないと思います。

 大阪で生まれ、庶民大衆の台所を守ってきたAKR共栄会は、導入するためのノウハウについて独自の仕組みを考案してHACCPの定着に取り組んでいます。

 新型コロナウイルスの蔓延で、人間の基本的な営みのあり方が問い直されています。そういう時だからこそ、食べるという人間の原点を安全なものにすることに力を注ぐことが大事なのです。AKR共栄会の発足直後から20年近く見守り、支援をしてきた私は自信を持って、HACCPにはAKR方式が一番いいと強く推奨いたします。

「HACCP」をはじめる、つづける、どうすればよい?

AKR版HACCP適合認定事業があります

「AKR版HACCP適合認定」事業とは、本来中小・小規模事業者がそれぞれが自力・自前で取り組むことが求められている「HACCP」を、AKR共栄会で取り組みやすいように工夫・整理したものの導入および継続した取り組み(適合)の認定をするものです。それぞれが自主的に取り組むべきHACCPの導入と取り組みの持続をAKRが支援する取り組みです。

なぜ今「HACCP」なのか

食品衛生法の改正により、これからは中小・小規模事業者でも HACCPの考え方を取り入れた衛生管理が必要になります
『食品衛生法』の一部改正により、食に関わる全ての事業者は原則としてHACCPに対応した衛生管理が求められることになりました。
中小規模の事業者の場合、大企業向けの基準よりも弾力的な対応が可能な「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」が認められますが、猶予期間を含め2021年6月までに実施することが必要です。

これからの衛生管理は
Hazard Analysis and Critical Control Point
人体に深刻な危害を与える原因を分析 危害要因を管理する最も重要な点を決定
HACCPの考え方を取り入れた
一般衛生管理マニュアル
(衛生管理計画)
  決めたルール通りの
実施と内容の記録
※問題があればマニュアルに反映

AKR版HACCP衛生管理制度の特徴

中小食品スーパー向けの「HACCPの考え方に沿った衛生管理」
20年の実績を有する中小食品スーパーの共同事業体「AKR」だから可能な中小零細店舗向けのHACCP対応衛生管理

簡便で安価な仕組みを実現
HACCP導入の3大不安要素「煩雑さ」「人手・人材不足」「高額な費用」を解決

「専門家の個別支援」で持続可能な取組みに
NPO近畿HACCP実践研究会との連携で店舗の実情に応じた個別支援を実現

AKR版HACCP衛生管理制度のコンセプト

  • 中小零細の食品スーパーが、食品衛生法に定められた「HACCPの考え方に沿った衛生 管理」を無理なく継続的に実施できる仕組みをご提供します。
  • HACCPの専門家集団であるNPO近畿HACCP実践研究会と連携し、定期的に「認定アドバイザー」が店舗にお伺いし、衛生管理状況の確認や改善提案を行います。
  • AKR版HACCP衛生管理が適切に行われていることを認定する「認定証および適合マーク」の掲示で適切な衛生管理をお客様に「見せる化」します。
  • また、国の推奨する「おもてなし認証制度」などとの併用で外国人などの観光客にもアピールする ことができます。

AKR版HACCP衛生管理制度導入の流れ

お申込み AKR共栄会に入会し所定の申込書に必要事項をご記入いただきます
衛生管理計画の策定 認定アドバイザーが貴店の実情に応じた計画作りをお手伝いします
日々のチェックと記録 営業部門ごとに簡単な手順書に従い管理状態をチェックして記録します
月ごとの集計と報告 月次の集計結果を本部へFAXまたはメール
個別訪問による支援 認定アドバイザーが訪問して管理状況の確認と改善提案を行います

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