私達は、中小単独の食品スーパーが集い
加工食品の共同仕入でスタートした団体です

 

 私達の活動は、平成9年5月に大阪市の支援を得て大阪市内の小売市場の共同仕入・配送モデル事業としてスタートしました。当初は旭区小売市場連合会でスタートしましたので、Asahiku Kouriichiba Rengoukaiの頭文字をとって、「AKR」と名付けられました。その後、我々の活動趣旨に賛同する多くの中小スーパー(小売市場出身が多い)に加盟をいただき、現在では大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県の各地より52店舗(令和4年4月現在)が参加し、共同事業によるコストダウン、共同販促などに取り組み、厳しい競争に耐えながら地域の消費者の皆様の生活に密着した商いを行っています。
 私達は、地元で頑張る中小食品スーパーが共通の課題としている「物流」と「与信」の問題に対し、20年にわたり「ひとりで出来ないことは皆で」をモットーに「共同物流」「共同仕入」「共同与信強化」「店舗支援」で対応してきました。特に共同仕入に関わる与信管理問題については損害保険等を活用することにより、小売が集まった団結の力で与信力を高めることで解決に成功しています。加えて今般食品衛生法の改正により義務づけられるHACCPの考え方を取り入れた一般衛生管理への対応についても、私達AKR独自の自主認定事業の体制を整え、加盟店での導入を進めております。これからもAKR共栄会活動を末永くご支援いただきますようお願い申し上げます。

一般社団法人AKR共栄会 会長
協同組合エイケイアール食品小売共栄会  理事長
今村一成


AKRの歩み

  • 1996

    共同配送実験開始

    大阪市経済局の指導と支援の下、平成8年度に大阪市旭区小売市場連合会にで「共同配送を前提とした共同仕入」に関するパイロット事業が開始されることとなり、平成9年~平成11年までの3年間で具体的な取り組みが進められました。

  • 1999
    5

    「AKR共栄会(任意団体)」誕生
    -定番の安定供給を目指して-

    ドライグロサリーの定番(500品目)について、指定卸1社から仕入を開始。単独店ではなし得ない仕入価格の実現、毎日発注・毎日発送による在庫減、定番品切れの排除などが可能となりました。この取り組みは、大手スーパーに圧迫されていた小売市場の生き残りの有効な方策として評価され、旭区以外の小売市場への参加呼びかけを行うこととなり、平成11年には「AKR共栄会」を設立しました。 この段階でAKRのAを旭区(asahiku)の「A」から、全(ALL)の「A」に変更することになりました。

  • 2000
    11

    協同組合エイケイアール食品小売共栄会の設立

    AKR共栄会(以下、AKR)の参加市場の増加に合わせて、さらなる購買機能の充実化と共同仕入の決済一本化が必要となりました。当初、決済の一本化には、取扱高増加による代金回収リスクが伴うことや、債務保証者の負担が大きすぎることなどから、実現は困難と考えられていましたが、損害保険会社等との協力により「債務保証」の仕組みができる目処がたち、平成12年11月に「協同組合エイケイアール食品小売共栄会」を設立しました。(AKR共栄会加盟店の①購買事業(共同仕入・共同配送)②共同購入の代金決済機能③債務保証などを担っています。)

  • 2013
    2

    一般社団法人AKR共栄会の設立

    AKRの発足時に誕生した任意団体の「AKR共栄会」は、今後AKRの考え方や取り組みを世の中に広めていくために、平成25年2月に「一般社団法人AKR共栄会」の設立に至り、今後様々な公益的な事業の展開・普及は一般社団法人を通じて行うことになりました。